ドッグフードとトラブル

仔犬にドッグフードをあげる回数は

仔犬の栄養管理(離乳期)

乳歯が生え始める生後3~4週は、仔犬が母犬が食べているものに興味を持ち始める時期です。
つまり、この時期から、離乳に向けた栄養管理が必要となってきます。
はじめは、ドライのドッグフードをお湯でふやかして完全にやわらかくなってから与えるようにしましょう。
目安としては、6~8週に向けて徐々にドライフードに近づけていくのが理想で、その頃になるとドライフードも噛んで食べれるようになってきます。
また、与えるドッグフードは、高栄養で消化率の高い仔犬用のドッグフードが望ましいです。
とくに、仔犬はエネルギー要求量が高いため、栄養不足は発育不足にも繋がるため注意が必要です。

 

仔犬の栄養管理(離乳後)

この頃になると、ドライフードをふやかさなくても食べられるようになってきます。
仔犬は、エネルギー要求量が高いこともありつい食べれるだけ与えてしまいがちですが、ドッグフードのパッケージに記載された用量を守って与えるようにしましょう。
なぜなら、与える量が少なければ成長不良を起こしますが、与えすぎることにより、早期の肥満や骨格異常(とくに超・大型犬)が生じるリスクが高まるため注意が必要だからです。

 

仔犬にドッグフードを与える回数

仔犬にドッグフードを与える回数は、成長過程よって異なります。
仔犬にドッグフードを与える場合は、決められた用量(個体差はあります)を数回に分けて与えるようにしましょう。

■1日4回
・離乳期(6~8週)
・成長期前半(2~3ヶ月)

■1日3回
・成長期(小型犬3~6ヶ月/中型・大型犬3~9ヶ月)

■1日2回
・成長期後半(小型犬6~12ヶ月/中型・大型犬9~24ヶ月)

■1日1~2回
・成年期(小型犬1~7年/中型・大型犬2~5年)
・シニア期(小型犬7年~/中型・大型犬5年~) 

エネルギー要求量が多い仔犬は、成犬時に比べるとカロリー摂取量が多いです。
また、消化器官が未発達なため、負担をかけないために回数も数回に分けて少量を与えるようにしましょう。
また、過度に合成添加物の入ったドッグフードは消化器官だけでなく、寿命にも関わりますので避けましょう。